今回プロデューサーを引きうけて下さった清水靖晃氏。昔からのフュージョンファンにはもちろんKAZUMI BANDやマライアでのプレイは鮮烈な記憶としてあるだろうが、清水氏の音楽は近年取り組んでいるバッハ演奏や数多くの映画音楽に聴かれる様に非常に多彩。様々な音楽を自在に行き来し、またその周辺を巡る氏のスタンスは独特のものがあり、例えばジャズプレイヤーがボサノバを演奏してみるとか、ロック・プログレ的に変拍子で激しく演奏するとか、そういった表面的なものではなく、氏の天才鬼才と言われる才能がおおくの音楽を内包していくというような、、、 全身の血が逆流するかの如きフリーなSax、その中に一瞬現れて消えていく繊細な音の断片、短波ラジオを手にし、バラフォンとからむDj的プレイ、、、 ここで収録された清水氏の演奏はその才能の本質の一部を確かな姿として捕らえた貴重なものである。